【子供の入院25回】過去3回の付き添い入院からの学び【頑張らない】


こんにちは、みつはしさなこです。

今回は、

  • 子供と付き添い入院することになったら、どんな生活をするの?
  • 付き添い入院をする場合は、どうやって乗り切るの?

こういった疑問に答えます。

 

  • 子供3人の母。長男に先天性疾患があり
  • 生後0ヶ月〜7歳までに入院経験25回

過去の入院は殆ど付き添いなしでの入院ですが、3回だけ付き添い入院を経験しています。

付き添いした経験をもとに、これらの疑問に答えます。

子供の入院に付き添うとどんな生活をするのか

付き添い入院になると、文字通り常に「子供に付き添い状態」になります。

寝る場所は患者用ベッドではなく“簡易”ベッド、食事もベッド横のカウンターかどこかです。付き添い者用のテーブルなどはありません。

シャワーや洗濯スペースなどはありますが、当然ですが準備・作業全て自分で行うことになります。

病棟の外で検査があれば、検査場所まで付き添うこともあります。

 

※なお、長男の病院では感染症の持ち込みを防ぐため、現在付き添いしたら病院から出ることはできないようです。

付き添い入院期間を乗り切るためのコツとは

もしも付き添いをしなければならなくなった時のために、心がけておくべきことを紹介します。

荷物は最低限にする

病室は狭いですし、点滴スタンドが移動したり先生や看護師さんが巡回したりと、意外と人やモノの出入りは多いです。

荷物はコンパクトにまとまる量がおすすめです。

自分の服装はリラックスできるものにする

付き添いをすると、24時間硬い椅子や簡易ベッドの上にいることになります。

人の目も気にするよりも、体を痛めないようにゆったりした服装や足元の方が少しラクです。

夫婦の協力は必須

おそらく付き添いをするのは母親が大多数だと思うのですが、父親の役割が全くないわけではありません。

小さな子供のおむつや親子の着替えなど、入院中の必要物資の買い出しと病院へ届けるのは、父親の大事な役目です。

また付き添い入院は付き添う大人も心身ともに疲弊しやすいので、可能ならば付き添いを交代するなどリフレッシュが必要です。

親族や外部の助けも必要

先ほど夫婦の協力が必須と書きましたが、はっきり言って夫婦だけでも乗り切るのは結構大変です。

仕事があると病院ばかりに時間とソースを割くわけにも行かないからです。

これは共働きだけでなく、母親が専業主婦だとしても言えます。

特に兄弟姉妹がいる場合は、他の子供たちの日常生活のケアも大事になってきます。

入院中の日常生活面でのサポートなど、実家や親族、友人、ときには病院に相談することも必要です。

付き添いするかどうかで治療やケアは変わる?

最後に、付き添いしないと治療で不利にならないか、もしくは子供の具合が悪化したときに親がそばにいた方がいいのではないか、という不安がある方もいると思います。

これは付き添いあり・なし両方経験したから立場からすると、どちらも変わりません

付き添いするしないに関わらず、病室は定期的に看護師さんが巡回していて、親が不在でも、気空いたことがあれば担当の先生に連絡をし、対応してくれます。

 

親がそばにいることで、親が子供の体調変化に気付きやすかったり、入院している子供が安心するというメリットはありますが、それで必ずしも本来の病気が早く回復するわけではないと思っています。

そして付き添い入院は、付き添い本人に負担が大きいこと、家族の協力が必須になってくるので、付き添い入院が必要とされた場合は、家族やまわりとの役割分担ができるかどうかが大事です。

私が過去3回の付き添い入院から学んだこと

少し自分の話をします。私の長男はこれまでに25回入院を経験しています。

初めて入院したA病院は付き添い不可、

そして現在も通っているB病院に転院した時も、たまたま空いていた部屋が付き添い不可だったので、

入院に付き添いは不要という認識でいました。

そんな私ですが、過去に3回付き添い入院を経験しました。

初めての入院

  • 大きな手術から退院に向けて日常生活に慣れるために付き添い入院が必要となる
  • 使命感いっぱいで付き添いするも、私が心身ともに疲れ果て途中終了

 

初めての時は長男が大きな手術を経験したとき。

退院後の自宅生活を見据えて、病院で寝泊りする必要がありました。予定期間は2週間でした。

子供のためなら!と使命感で付き添いに臨んだ私ですが…

何もない病室で日中ずっと子供の様子を見ながら過ごし、簡易ベッドで横たわって仮眠状態になりながら深夜の見回りで目が覚める

(もちろんありがたいことなのですが…)

生活が続き、心身共に疲れ果て、1週間ちょっとで付き添い終了となりました。

(先生が疲れた私を見かねての繰り上げ終了です汗)

その時の反省として、私一人で付き添いを全てやり遂げようとせず、もっと家族やまわりを頼ればよかったと思っています。

2回目の入院

  • 持病悪化の緊急入院。長男がインフル発症のため個室入院&付き添い必要となる
  • 家に1歳次男がいる&私が3人目妊娠中のため、夫が付き添い申し出る
  • 心身ともに疲れ果て、夫婦交代制で付き添いすることに(インフル移らなくてよかった)
  • 次男の日常生活(食事や保育園送迎)は実家の援助を借りながら私・実家で臨機応変に

 

2回目の緊急入院は、

運が悪いことに長男がインフルエンザにかかっており、大部屋の利用ができず個室入院となりました。

まだ4歳だったので保護者の同伴が必要となりました。

この時の我が家の状況はというと、次男が1歳、そして私が3人目を妊娠中という状況でした。

この時は、夫が妊娠中の私と私が不在になった場合の次男を気遣って、付き添いを申し出てくれました。

しかし心身の疲れや仕事も重なり、最終的にバトンタッチしながら二人で付き添い入院を乗り切りました。

保育園に通う次男の生活については、近所の実家のサポートを得て、私は自宅、病院、保育園、実家を行ったり来たりする生活でした。

このときに感じたことは、兄弟がいる場合は夫婦二人でやりくりは無理ということ。

病気と関係のない次男のように、日常生活面でのサポートできる人が必要になると痛感しました。

3回目の入院

  • 持病悪化の緊急入院。風邪症状があり再び個室入院&付き添い必要となる
  • 末娘が授乳中のため、私の付き添いが不可。強制的に夫付き添い入院となる
  • 夫はPC持ち込み病室で仕事しながら付き添い(帰宅不可)
  • 私は毎日面会しおむつや夫の着替えなど必要物資を届けたり、一時付き添いバトンタッチする(夫が職場やクライアント先へ向かわなければいけない場合)
  • 次男の保育園送迎は私が行う
  • 私が不在の間、授乳期の娘は実家で過ごす(不在中の授乳はミルクで過ごす)

 

3回目の緊急入院も風邪症状のため、個室入院となりました。

この時は3番目の娘がまだ小さく、まだ授乳期間だったので私は泊まり込み適わず。

仕事中の夫を呼び出し、そのまま付き添い入院してもらうことになりました。

夫がPCを持ち込んで病院で仕事をしたり、病院から職場やクライアント先へ向かう(夫の不在中は私が一時付き添い)生活をしていました。

私が病院に行っている間は実家に娘を預け、夕方帰ると次男を迎えに行って娘がいる実家へ立ち寄るという、過去一番ハードな入院生活でした。

夫が付き添い入院を引き受けてくれなかったら詰んでいたと思います。

3回目の付き添い入院で感じたのは、付き添いは「母親」じゃなくてもいい、ということ。

子供のことや病院のことをよく知っているのは母親が多いのかなと思っているのですが、むしろ病院の流れ、保育園や日常面の流れ、子供たちの様子など、多方面で熟知している人がハブとなり、病院や日常生活を行き来した方が、うまくまわると感じました。

ただし、これは父親の働き方とも大きく関わるものではありますが…

私の夫も、平日は毎日出社&長時間労働生活でしたが、夫に相談して頼み込み、この間だけは働き方を変えてもらいました。

「夫は長時間労働だからきっと頼れない」と思っている方、思い切って相談してみるといいと思います。聞いてみないことには何も変わらないので。

付き添い入院は「一人で頑張らない」が大事

子供が入院していると、

「一番辛いのは子供だから、私がそばで頑張らなくちゃ!」

となりがち。

でも頑張りすぎて自分一人を追い込む必要はありません。

 

家族やまわりの人、そして子供の治療をみてくれるスタッフたちを信頼して、上手に頼ってくださいね。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

入院中の記事については、こんな記事も書いているのでよければどうぞ。

 

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