なぜ料理が苦手なのか【過去の自分から振り返ってみた】

こんにちは、食卓コンサルタントのみつはしさなこです。

毎日食事づくりで料理をしている人へ。今回は

  • なぜか料理が苦手である
  • 料理の苦手を克服したい
  • 料理をしていると気持ちがしんどい

こんな悩みに答えます。

  • 結婚歴10年=料理歴の元「料理苦手」主婦
  • 料理苦手主婦だったのが、野菜ソムリエなど食に関する資格を取り、教室など独学で料理を学ぶ
  • 現在はお客さま宅での訪問料理も担い、数々のキッチン現場を見ている

こんな感じです。

結婚当初は全くの料理初心者。いつも作る料理がいまいちでした。

 

現在は料理を仕事にするまでになった自分が、過去の自分を振り返りながら、なぜ料理が苦手だったのか、どうやって克服したかについて書いていきます。

料理が苦手な人の特徴はこれ

料理初心者の私がとりあえず心得ていたことは、

  • 野菜をはじめに切る
  • フライパンを熱してから肉、野菜の順に炒める
  • 根菜と芋は水から茹でられる

ということくらい。で、いざ料理するとどうだったかと言うと、

レシピを見ないと作れない

家にある材料から何が作れるか想像がつかないから、クックパッドや本を必ず見ていました。

味つけもレシピ頼みなので、自分で一から作るなど到底無理。ちなみに作ったあとのレシピも覚えません。

ちょうどいい火加減がわからない

ちょっと火が強すぎて焦がすこともあれば、逆に火が弱すぎて肉が生焼けだったことも。

適度な火加減が分からず、いつも仕上がりがいまいちでした。

ちょうどいい味つけ分量がわからない

レシピ頼みだったせいで、調味料の材料や分量もレシピ頼み。

肉や野菜の分量に対してどのくらいの調味料を入れると美味しいのか分からないので、「家にあるもので適当に作る」ということができませんでした。

味見をしない

作り始めたらゴールまでノンストップ。味つけが分かっていないのに、なぜか味見もしないという謎。

レシピ通りに作ってるからきっと大丈夫!と、味見を重要視していませんでした。

味の足し引きがわからない

たまに味見してみると「なんか違う…」と感じる自分。

でも何が足りないのか、何を加えたら良くなるのかが、分かりませんでした。

こんな時の当時の私の最終手段は「醤油味でごまかす」…。

失敗したくない

ここまで読んで「いや失敗してるだろ!!」というツッコミは置いといて(汗)、火加減も味つけも良く分からない、その上失敗するのが怖かったのです。

失敗したくないから他人のレシピに頼っていました。

今思うと、この「失敗したくないマインド」が足を引っ張っていたと思います。

当時は本当にこんな状態でした。

料理のイロハが分からないままレシピ頼みで毎日料理を作っていたので、

料理がいまいちでも何が悪かったかわからない

→わからないから直せない

→料理がうまくならない

→料理は苦手

と負の連鎖に陥っていたのです。

どうしたら料理苦手を克服できたのか

私が料理に本格的に取り組むようになったのは「食に興味を持つようになった」のがきっかけでした。

具体的な行動①:食に関する資格をとった

知識を身につけるために選んだのは「資格をとること」

自腹で、試験日という期限と合格という目標に向かって勉強し、早く知識を身につけていきました。

取得した資格と資格を通して身につけたこと

  • 食生活アドバイザー…一般的な栄養学
  • 野菜ソムリエプロ…野菜の特徴や扱い方
  • 冷凍生活アドバイザー…冷凍による食材の変化と冷凍保存や活用方法

資格を取ったことによって、食材の扱い方についてはだいぶ理解することができるようになりました。

ただ、学んだだけの知識は忘れやすいので、1年半ほど八百屋で働きながら実際に野菜を扱い、知識を実践レベルまで定着させました。

具体的な行動②:料理教室に通った

2つ目は、料理教室に通ったこと。

通っていた教室は、ただレシピを教えるのではなく、

「レシピを通して料理のコツを身につける」

ということに重点をおく教室でした。

現在の教室では、自炊しながら腸活できちゃうレッスンをやっています

結果的にこの教室に通ったことで、これまでの分からない状態を解消することができ、料理への苦手意識をなくすことができるようになりました。

料理がしんどいのは「こうあるべき」があるから

こうして料理の苦手を克服することができた今思うことは、

「料理は別にできなくてもいい」ということです。

せっかく学んだのになぜ?、と思うかもしれません。

 

料理が好きになってみて気がついたのですが、私はこれまで

「料理ができるのが当たり前」「料理はできるべき」

と思い込んでいたのでした。

それができないから、苦しい。

苦しいから、料理がしんどくなっていたのです。

正直、今も料理が上手とは思っていませんが、

多少の知識とコツを身につけ、何より失敗を恐れないマインドに変わったことで、しんどさから解放され、試行錯誤しながら料理を楽しめるようになりました。

資格を取ったり教室に通ったりと遠回りしましたが、もう苦手やしんどさを感じることはありません。

だから、これを読んで同じように料理をしんどいと感じている方がいたら、「料理ができて当たり前」という思い込みと現状のギャップに苦しんでいるのかもしれません。

もう一度言いますが、料理なんてうまくいかなくても大丈夫です。

 

私のように遠回りしなくても、料理はマインドが変わるだけで、半分克服することができます。

半分克服できたら、あとは試行錯誤するのみ。

試行錯誤を続けたら、苦手は克服できます。

合わせて読みたい

私は資格勉強や料理教室の他に、料理に関連する本をたくさん読んできました。その中でも料理初心者や料理が苦手な人におすすめの本を紹介しているので、良ければ読んでみてください。

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最後は、私がこれまでの料理経験を通して感じたことを書いたものです。

料理はスキルだけじゃなくて、キッチンの環境によるところも大きいと思っています。

本や教室で学ぶのも大切だけど、まず自分のキッチンが料理しやすい状態なのかを振り返るのも大事です。

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