こんにちは、食卓コンサルタントのみつはしさなこです。
買ってきた野菜、冷蔵庫に保存しておいても使いきれないことありますよね。
忙しい時が続くと、ゆっくりと献立を考える時間がなかったり、簡単に作れる料理を選ぶことも多いと思います。そして、ある日ふと見たら冷蔵庫の野菜が萎びている…ということありませんか?
野菜は買ってきても、使うときには料理の前に皮を剥いたり切る必要があります。
当たり前のことだけど、忙しかったり面倒なときは、そんなこともなるべく省きたいんですよね。
そんなときに野菜を冷凍保存する方法を知っておくと、時間がないときでも簡単に野菜を料理に取り入れることができます。
でも、
- 野菜の冷凍保存ってどうやったらいいかわからない
- 冷凍保存しても使えるか自信がない
- 自分でもできる冷凍保存におすすめの野菜が知りたい
そう考える人もいるかも知れません。
今回は、これまで野菜の冷凍保存をしたことがない人に向けて、冷凍しておくと便利な野菜5つと冷凍保存方法について紹介します。
これを書いている私ですが、
- 結婚してから料理を始めた元「料理下手」主婦
- 野菜ソムリエなど資格をとり、独学で自炊料理を学んで苦手を克服
出産を機に職に関心を持ち、野菜ソムリエプロを取得し、独学で苦手だった料理を克服しました。けれども、仕事や育児をしながらの料理はいつでも余裕があるとは限りません。他の家事が溜まっていたり、そもそも疲れて料理の気力が沸かない日もあります。
そんなときに活用しているのが、自家製の冷凍保存野菜。買ってきたらまとめて準備しておきます。
忙しい日や簡単に料理を済ませたい日に、包丁を使うことなく料理ができるので、自分でもとても重宝しています。
今回は、中でも使い途が広くて手に入れやすい野菜5つをおすすめします。
おすすめ野菜①:玉ねぎ
サラダに煮物に炒め物に、と何かと登場頻度が多いのが玉ねぎ。
けど、毎回皮を剥いて、包丁で切るのは面倒なんですよね…。
なので予めカットして冷凍保存しておくのがおすすめです。
冷凍までの手順
- 包丁で薄切りにカットします。
- カットしたらポリ袋に入れて軽くほぐします。
- 空気を抜きながら密閉したら、冷凍庫へ。
こんな感じでポリ袋に入れて冷凍保存します。
料理で玉ねぎを使うときは、使う量が少量でも一玉丸ごとカットして、「ついで冷凍作りおき」が便利です。余力があればみじん切りも便利ですが、まずは一番使い途が広い薄切りをおすすめします。
ワンポイントアドバイス
冷凍した玉ねぎは火の通りも早く、時短メニューにぴったりの野菜です。
おすすめ野菜②:にんじん
カロテン豊富なにんじんも、日常的に摂りたい野菜。
とは言え火が通るのには時間がかかるし、細かく面倒くさい(そればかり言ってる)
切るなら、まとめて細切りして冷凍保存が便利してしまいましょう。包丁で細切りは大変だけど、スライサーを使うと非常に早い!実はスライサーはにんじんのためだけに持っていてもらいたいくらい、おすすめ道具です。
冷凍までの手順
- 包丁orスライサーでにんじんを細切りにします。
- ポリ袋に入れたら少量の塩を加えて揉み込みます。
- にんじんの水分が出てしんなりしたら、そのまま密閉して冷凍庫へ。
ワンポイントアドバイス
細切りにんじんは火の通りも早く、サラダ、炒め物、スープと用途が広いです。あると確実ににんじんの登場回数が増えます。
細切りにんじんの活用方法は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
おすすめ野菜③:ピーマン
にんじんと同じくカロテン豊富な野菜。緑のビタミンカラーが料理を鮮やかにします。
ピーマンは切ると飛び散る種取りが少し大変ですが、冷凍保存しておけばそんな手間も不要。簡単な炒め物や簡単なラーメンの具に栄養と彩りを加えてくれます。
冷凍までの手順
- ピーマンを縦四つ割り、もしくは輪切りにします。
- 平らなバットにラップを敷き、切ったピーマンを並べていきます。
- 並べたら再びラップし、バットを重ねて冷凍庫へ。
ちなみに、ピーマンはりんごの皮を剥くように切っていくと、実は種とりも簡単です。
ワンポイントアドバイス
縦四つ割り切りなら、必要に合わせて包丁やキッチンばさみでカットします。解凍も早くすぐに火が通るので、料理の最後の方に入れる感じで大丈夫です。
輪切りならカットせずにそのまま調理します。朝食のチーズトーストにも合いますよ。
④葉物野菜
うどんや味噌汁などの汁物で出したいのが、ほうれん草や小松菜の葉物野菜。
安いときにはまとめて買いして冷凍保存しておくのが賢い使い方です。
冷凍までの手順
- 大きめの鍋に水を入れて沸かします。
- 野菜をよく洗います。特に根本は砂が溜まりやすいので、丁寧に。
- 鍋の湯が沸いたら、茎→葉の順で茹でます(予め切っておくと便利)。
- さっと茹でたら、ざるにあげて冷水で冷まします。
- よく絞ったら一口サイズに切ります。
- ポリ袋に入れて密閉したら、冷凍庫へ。
野菜の中でも下茹でなどの処理が多めですが、終わってしまえば、使うときはとても簡単。
ワンポイントアドバイス
小松菜なら下茹でせずに、生のまま冷凍保存もできます。下茹で済みのもの比べて葉がちぎれやすいですが、スムージーなど気にならない方なら手間もかかりません。
おすすめ野菜⑤:きのこ
うまみと食物繊維が豊富なきのこ。
冷蔵保存だと色が黒ずんだりと鮮度落ちが早いので、冷凍保存がおすすめです。また冷凍することで、うまみが出やすくなるというメリットもあります。
冷凍までの手順
今回はしめじとエリンギを例に紹介します。
【しめじの場合】
- しめじの株を四つ割りに割いて、石づきを切り落とす。
- バラバラにほぐしたら、ポリ袋に入れて密閉し、冷凍庫へ。
バラバラにほぐしたしめじ。あまりぎゅうぎゅうに密封すると冷凍で固まるので薄く平らにして金属トレーで挟んで冷凍すると使いやすいです。
【エリンギの場合】
- 食べやすい大きさにカットする。
- ラップを敷いた金属トレーの上にエリンギを並べ、上から更にラップをかけて金属トレーを重ねて、冷凍庫へ。
椎茸やえのき茸などのきのこの場合も、冷凍前に食べやすいサイズにカットしてからポリ袋に入れたり、金属トレーで挟んで冷凍保存します。
ワンポイントアドバイス
カットせずに冷凍すると、カチコチになって包丁で入りづらくなるので、冷凍前に食べやすい大きさにカットしておくことをおすすめします。
冷凍保存した野菜の使い方
冷凍した野菜は、後日料理で使うことができます。
すでにカットしてあるので、包丁使わずにすぐ調理を開始できるのが助かるポイント!
加熱調理の場合
野菜の場合、特に解凍作業は必要ありません。
熱したフライパンや鍋にそのまま入れて、加熱解凍しながら調理できます。
生のまま場合
サラダなどの生食で使う場合は、電子レンジで解凍してから使います。
冷凍中に食材が傷むことはありませんが、冷凍中にしっかり密閉できていなかったり、冷凍する前の野菜の鮮度がイマイチだと、解凍後の野菜の状態に影響するので、生食で使う場合は新鮮な野菜を冷凍する、空気に触れないように密閉する注意が必要です。
冷凍保存野菜で注意するべきこと
一度作ると本当に便利な冷凍野菜。けれど注意するべき点が2つあります。
冷凍野菜を美味しくいただくためにできる簡単な心がけなので、ぜひ読んでおいてください。
予め野菜はよく洗う
冷凍庫は温度がとても低く、菌がついていたとしても活動できないので増殖することはありません。しかし、解凍して常温に戻ると再び活動を開始することができるので、野菜が傷む原因となります。
野菜を冷凍するときは、野菜をよく洗い汚れを落としてください。
再冷凍はしない
一度解凍した野菜を再度冷凍すると、野菜の鮮度落ちが早まり質が落ちたしまうので、おすすめできません。冷凍野菜は使う分だけ解凍する、一度解凍した野菜は使い切るのを心がけてください。
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