【料理初心者はNG?】料理を作るときに注意が必要なレシピはこれ

こんにちは。 食卓コンサルタントのみつはし さなこです。

料理初心者で何を作ったらいいかわからない、という方へ。

日々の献立づくりは誰しも迷うものですが、料理初心者は特に毎日頭を悩ませるのではないでしょうか。

なぜなら、その料理を自分が手順よく作れるかどうかがまだわからないから。

 

サイトやアプリを検索すれば、料理初心者向けレシピはたくさん出てきます。

もちろんその中から気になるものを作るので構いません。

でも、私からすると「これ本当に初心者向けなの??」というレシピも少なからずあります。


私は結婚してから料理を始めました。会社から帰る電車の中で献立を検索したり、帰宅した20〜21時から冷蔵庫を眺めて料理を作るような生活をしていました。

 

今は資格を取ったりと独学で料理を克服し、レシピを見ずに料理を作ったり、料理で仕事をするまでになりましたが、初心者当時の状況を思い出しながら、いまそういったレシピを見ると、どれもハードルが高いと思ってしまいます。

そこで、今回は初心者が作る際に注意が必要なレシピを挙げていきます。

料理初心者は注意が必要なレシピ

ハンバーグ

 

料理をするなら、きっと最初に思い浮かぶのがハンバーグ。自分でハンバーグが作れたら嬉しいですよね。ただし闇雲に始めるのはおすすめしません。気をつけるべきポイントは次の2つ。

・玉ねぎのみじん切り

 ハンバーグで意外と大変なのが、玉ねぎのみじん切り。何層にもなる玉ねぎは、切り進めるにつれて切りづらくなります。慌てずゆっくり切るのが大事ですが、気がつくとだんだん涙が出てくるのも辛いもの(笑)みじん切りでのアドバイスは、根の部分は最後まで切らないこと。玉ねぎが離れず切りやすくなります。あとはフードプロセッサーを使うと秒速で玉ねぎのみじん切りが作れます。

・火加減のめやす

ハンバーグは表面にある焼き目が美味しさをそそりますが、ずっと強火にかけていると焦げてしまいます。

熱したフライパンにハンバーグのたねを乗せたら、強火は最初の1分程度にして、その後は火を弱めて中までじっくり火を通しましょう。フライパンに蓋をして蒸し焼きにすると早く火が通ります。この手順で両面焼き、爪楊枝を挿して肉汁が透明になっていれば完成です。

キャロットラペ

 

細切りにんじんに塩揉みをして水気を絞ったら、オイルと酢(もしくはレモン果汁)を振るのがキャロットラペ。作り方はとてもシンプルで洋風の付け合わせにぴったりなのですが、にんじんをきれいに細切りするのはかなり練習が必要です。正直、私も未だにレストランのようにきれいにはできません…

ラペを作るときは、にんじんの細切り修行と括って取り組むといいでしょう。何度も何度も切っていくと、徐々にコツを掴んできます。

ちなみに私は細切りにんじんはスライサーを使っています。スライサーならスピードが早いし仕上がりがきれい。料理で細切りにんじんの登場回数が増えます。

私が使っているのはこちらのメーカー。固いにんじんはプラスチック製よりステンレス製の方が断然安定感あります。

 

下村工業 味わい食房 ステン太千切り器

鶏むね肉やささみを使った料理

 

鶏肉の部位の中でもヘルシーかつリーズナブルなのが鶏むね肉とささみ。高たんぱくかつ低カロリーでダイエット中にもおすすめの肉ですが、火を通しすぎると水分が抜けてパサつきやすくなります。食感も固くなるので注意が必要です。大事なのは高温・長時間加熱しないこと。鶏もも肉と比べてジューシーな旨味が出るわけではないので、やや弱めの火加減で軽く加熱し、火が通ればOKです。

グラタン

 

グラタンはどんな具材でも美味しくなる料理。ですが、材料を混ぜてオーブンに入れればOKということはなく、オーブンで焼く前の具材を炒める、ソースを作る(これは市販品があるかもしれません)という工程をしっかりやることが必要です。具材を炒めて、ソースをかけて、オーブンにいれたら約20分かけて表面を焼きます。意外と時間がかかる料理だなあと思います。

ロールキャベツ

 

豚肉の脂の旨味とキャベツの甘味が優しい味わいのロールキャベツ。特に寒い日は体が温まる料理です。

ロールキャベツの難しい点は、キャベツを巻くところと巻いたロールキャベツが崩れないように煮るところ。

・キャベツを巻く

生のキャベツは思った以上に固いのでそのままでくるんと巻くのは至難の技。肉を巻く前にさっと茹でておいたり、耐熱皿に乗せてラップをしてから1〜2分チンするとキャベツの葉が柔らかく巻きやすくなります。

・ロールキャベツを煮る

ロールキャベツは煮るときの火加減が強いとキャベツの巻きが崩れたり、中の挽き肉がこぼれやすいです。キャベツを巻いたら爪楊枝で止め、巻き終わりを下にして鍋に敷きます。火加減はやや弱めにすることで煮崩れを防ぎます。

揚げ物

 

揚げたての一番美味しい揚げ物、ぜひ自分で作ってみたいですよね。

揚げ物で注意すべきは衣を絡めるところと、揚げ油の温度。

衣つけ

一般的な揚げ物の場合、つなぎとして割とき卵に浸けてから、薄力粉で衣をつけます。同時にはできないので、必ずバットやボウルを分けて行うようにしましょう。

揚げ油の温度

揚げる材料によって適度な温度は異なりますが、温度が最適でないとなかなか揚がらなかったり、逆に表面はよく揚がった色をしているのに中まで火が通ってない、ということが起こります。実際の温度はレシピを参考にしながらになりますが、温度の目安を計るには、揚げ油の中に衣のたねや木の菜箸を使いながら知ることができます。

低温(160℃以下)
  • 衣のたねを入れると、たねが底まで沈んでから再び浮かび上がる
  • 菜箸を入れると、泡がゆらゆらと上がる
中温(160〜180℃)
  • 衣のたねを入れると、中間まで沈んでから再び浮かび上がる
  • 菜箸を入れると、小さな泡が上がる
高温(180℃以上)
  • 衣のたねを入れると、たねが沈まずに浮いたまま
  • 菜箸を入れると、大きな泡が上がる

ローストビーフ

 

記念日やおもてなし料理に出したいローストビーフ。ローストビーフの作り方、は大まかに表面に焼き目を付けてから中まで火を通します。しかし、分厚い塊肉がほんのり薄いピンク色になっているかを外から見極めるのは、何度も練習が必要です。中まで火を通す加熱温度と時間を計り、ベストな温度と時間を見つけましょう。

これらは料理初心者には不向きなの?

ではこれらの料理初心者はこれらの料理は作らない方がいいのかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

料理初心者というのは、料理を作る工程でどんな道具が必要になるとか、簡単そうだけどやってみたら難しかったとか、実際にやってみないとわからないことが多いです。

 

私が挙げた料理は、一つ一つの工程で注意するべきポイントがあったり、何度か試行錯誤をする料理かなと思っています。

恐らくですが、料理初心者というのは進学や就職、結婚といった引越しをきっかけに料理を始めることが多いのではと思います。

誰しもそうですが、新生活を始めた頃は、まず日々の生活に慣れるのに精一杯なはず。

そんな忙しい中、時間がない中で作るには、これらの料理は少しパワーがいると思うのです。

だから、始めのうちはシンプルな料理を中心に作ってみて、休日や時間がある時にチャレンジ料理として作ってみるといいと思います。作ってみると、もっとこうすれば良かったとか、次回はこうしてみようと感じることが出てくると思います。それを何度もやっているうちに、自分の定番レシピになっていきますよ。

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では料理初心者がはじめのうちに作る料理はどんなものがいいのかや、揃えるべき調理道具をまとめました。参考にしてみてください。

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