種類の多いおせち料理のなかから
- 定番のもの
- 作りやすいもの
を4つピックアップしてみました。
それぞれの材料と作り方(テキスト&動画)をまとめています。
※画像はイメージなので、実際に作ったものではありません…汗
なお、レシピの中には料理酒やみりんが出てきますが、代用できそうなものを(実際に試してないので憶測ですが)コメントしているので、参考にしてみてください。
紅白なます
なますに使われる大根には、色の白さから清らかな生活を願う、また大地に根を張るために家の土台がしっかりして栄えるとの意味があります。
にんじんを一緒に使うことで、お祝い感を出します。
材料
- 大根 1/4本(300g)
- にんじん 1/4本(70g)
- 塩 小さじ1
- 砂糖 大さじ3
- 酢 大さじ4
- 昆布 5cm×5cm目安
作り方
- 大根とにんじんは千切りにしてボウルに入れ、塩をふってよく揉み込む
- 砂糖と酢を加えてよく混ぜる
- 昆布を入れた器に移し、ときどき混ぜながら漬けておく
お煮しめ(煮物)
たくさんの野菜を一緒に煮しめるお煮しめには、家族が仲良く一緒に結ばれるという意味が込められています。
材料
食材と下処理
食材 | 下処理 |
---|---|
にんじん 1本 |
1cmの輪切りにし、梅型に切ってねじれ梅にする |
こんにゃく 120g |
8mm幅に切り、手綱(たづな)を作る |
里芋 中6個 |
天地を切り落として六角形にむき、塩もみして水にさらす |
れんこん 100g |
花型に切ったら1cm幅に切って酢水にさらす |
ごぼう 1本 |
1cm幅の斜め切りにし、酢水にさらす |
たけのこ(水煮) 100g |
穂先・根と分け、食べやすい大きさに切る |
干し椎茸 6枚 |
水で戻し、亀甲切り(きっこうぎり:六角形)にする |
絹さや (あれば) |
熱湯で30秒ほどさっと茹でる |
ねじれ梅や花型切りはやらなくても大丈夫です!(私の家庭ではやりません笑)
調味料
- だし汁 800ml
- 薄口醤油 大さじ1
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 砂糖 大さじ4
- 塩 小さじ1
- 料理酒を使わない場合は、だしを少し濃い目にして食材のうまみを引き出す
- みりんを使わずはちみつで代用するか、kecap manisで代用する(そのときは醤油の量を控えた方がいいです)
作り方
- 里芋、れんこん、ごぼうをそれぞれ自ら茹で、沸騰してから1分で湯を切り、ザルにあげる
- 鍋に調味料と具材を全て入れ、落し蓋をして火にかける
- 20分煮たら、火を止める
- 冷ましたら、絹さやを飾る
養老海老(ようろうえび)
エビは加熱すると背が丸くなることから、腰が曲がるまで健康で長生きできるようにとの願いが込められています。
材料
食材・下処理材料
- 車エビ 大4尾(背わたをとる)
- 沸騰した湯
- 酒 大さじ2
- 塩 小さじ1
調味料
- だし汁(かつお) 200ml
- 砂糖 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ2
- 薄口醤油 大さじ2.5
- 料理酒を使わない場合は、だしを少し濃い目にして食材のうまみを引き出す
- みりんを使わずはちみつで代用するか、kecap manisで代用する(そのときは醤油の量を控えた方がいいです)
作り方
- 車エビを入れ、色が変わったらざるに上げておく
- 鍋にだしと調味料を全て入れて火にかけ、煮立ったら海老を入れる
- ひと煮立ちしたら火を止め、容器に移し漬けておく
お雑煮(関東・東京風)
お雑煮とは、その土地の食材と餅(もち)をひとつの鍋で煮た料理です。
もともとは、神様に供えた餅を一緒にいただく祭り事がお雑煮の原型とも言われます。
ここでは、関東風雑煮の作り方を紹介しますね!
材料
- 鶏もも肉 100g 小さめ一口大
- かまぼこ 4枚
- 小松菜 1/2束(100g) 下茹で10秒ほど、粗熱とれたらよく絞って3cm幅に切る
- 角餅 4個
- 養老海老
- 昆布とかつおのだし 800ml
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 塩 小さじ1/3
作り方
- 鶏もも肉を一口大に切る
- かまぼこを薄切りにする
- 小松菜を下茹でしてよく絞ったら、3cm幅に切る
- 合わせ出汁に鶏肉を入れ、アクをとる
- 調味料を加え、ひと煮立ちさせつ
- 餅を焼く
- お椀に餅、かまぼこ、小松菜、鶏肉を盛り、煮汁を流し込む
- 三つ葉、柚子の皮を添える
お雑煮は地域や家によって、餅の形も味付けも材料も違うので、上のとおりじゃなくて大丈夫です。
ちなみに私の家では、鶏肉、大根、里芋、小松菜、三つ葉、柚子の皮を散らしています。
入手が難しい食材もあると思いますが、厳しいきまりはない(と思う)ので、できる範囲で大丈夫です。
わが家のお正月は、これらの他にお刺身、黒豆、かまぼこ、伊達巻(だてまき)、田作り(たづくり)、数の子などが登場します。
作るものもありますが、準備が大変なので買って済ませるものも少なくないです。
ぜひ試してみてくださいね〜!^^
【2021/12/27追記】あんこの作り方
あんこは、小豆(あずき)をよく煮て砂糖を加えたものです。
あずきの粒が残ったものを「つぶあん」、粒をこしてなめらかにしたものを「こしあん」と呼び、好みが分かれます。
毎年1月11日に行われる鏡開きでは、正月に飾った鏡餅にあんこをかけていただきます。
豆知識
- 餅につぶあんをかけたもの…ぜんざい
- 餅にこしあんをかけたもの…おしるこ
※地域によって呼び名が違うこともありますが、一般的にこのように使い分けられているようです。
材料
- 小豆(あずき) 300g
- 水 1200ml
- 砂糖 200〜300g(あずきの2/3〜同量目安)
- 塩 小さじ½
作り方
- 鍋に湯を沸かし、小豆を入れる。浮いた豆は固いので取り除く
- 弱火で30分煮る
- 茹で汁を捨てる
- 再び水を加えて加熱し、約30分煮る
- 豆が柔らかくなったら、水量を調整する(少ない場合は足す、多い場合は強火で飛ばす)
- 砂糖と塩を加える
焼いたお餅にあんこをかければ、おしるこの完成です!