こんにちは、kopi rumah主宰 食卓コンサルタントのみつはしさなこです。
暖かくなったのも束の間、真冬のような寒い日が続きます。寒がりの身としては、一度暖かい日を経験してしまうと、もう元の寒さには戻れません・・・
寒い日にはスーパーや八百屋に並んでいる大根や白菜を手に取りがち。でもよく見ると春野菜が少しずつ並んでいます。
スナップえんどうのような春を感じる野菜は、はじめに九州産が出まわり、徐々に愛知県、続いて関東、と北上していきます。そのほか新じゃが、新玉ねぎ、新にんじんといった新物も出始めますので、野菜や果物を買うときに産地も一緒にチェックしてみてください。
(あくまでの東京における産地の移り変わりなので、関西など他地域はまた違うと思いますが・・・)
私は2年ほど前まで、都内の八百屋で働いていたことがありました。
毎日市場や農家さんから仕入れる野菜たちを取り出し、袋詰め、値段つけ、POPをつけて店内に並べ、お客さまにその日のおすすめ野菜や食べ方をお伝えしていました。
野菜や果物に囲まれながら過ごすうちに、野菜や果物を通じて四季の移り変わりを感じるようになりました。
あなたは、野菜や果物を通じて四季を感じることはありますか?
スナップえんどうは確かに春野菜ですが、今では海外からの輸入で冬でも店頭に並んでいます。他には夏野菜のオクラや秋冬フルーツのリンゴが、それぞれ逆の季節に輸入品が出回っています。
私は「国産=安全」、「海外産=危険」とは全く考えていません。
海外から野菜果物が輸入されることで、欲しい野菜果物が通年手に入るのは便利な面もあるのですが(特に私のレッスンでは通年手に入る食材を意識して選んでいますので、時期によっては輸入品を使うこともあります)、日本本来の旬が分かりにくくなっている気がします。
国産の野菜果物を意識して選んでみると、かぼちゃの旬が意外と早く終わっていたり、スイカの旬の産地が南からだんだんと北上していくことに気がつきます。食を通して季節の移り変わりを感じることは、食卓を通じて心を豊かにしてくれるはずです。
今日は野菜を買うときに日々感じていたことを書いてみました。
(一応野菜ソムリエ&元八百屋勤務ですから キリ)