9月上旬、東北の農家さんから、クラウドファンディング「とうほくやさい便」を使った野菜が届きました。
野菜の宅配は何度か利用しているものの、日常的に使うことはあまりありませんでした。
(詳しくは後半で書いています)
けれど、今回届いた野菜を使いながら日々のくらしで感じたこと、昔と比べて思い出したことがあったので、思いのままここに書いてみます。
こだわりをもつ農家さんからの「とうほくやさい便」
はじめに紹介すると、「とうほくやさい便」は、東北地域のこだわりや思いを持った農家さんがお届けしてくれる、野菜の産地直送便です。
今回届いたのは、10種類の野菜。
- ズッキーニ
- ピーマン
- 丸なす(フィレンツェの貴婦人)
- プチパプリカ
- しいたけ
- ルッコラ&スイスチャード
- 5種類の有機ベビーリーフ
- 小かぶ
- じゃがいも(メイクイーン)
- 玉ねぎ
サラダ向けや加熱向け、そして日持ちのきく泥もの野菜まで、私たちの使いやすさに合わせてバランス良く組み合わせていただいているようです。
とうほくやさい便の野菜には、2022年9月現在東北地方にある6ヶ所の農家さんから、そのときに採れる旬の野菜が届けられます。
運営サイトのWebマガジンによると、参加している農家さんたちは
東京の寿司職人を経た方、
夫婦で移住して農業を選んだ方、
農薬を使わず自然の力で野菜を育てる方、
地域の土地に根付く品種を受け継ぎながら育てる方など、
さまざまな農家さんがいます。
マガジンを読んでいて感じるのは、
「食べる人に喜んでほしい」
「東北の自然の力で育った野菜を食べてほしい」
そんなビジョンを持った方々が、集まっているようです。
(Webマガジンはこちらから読めます)
宅配野菜を使って感じたこと
最初に少し触れたとおり、私は宅配野菜は何度か使ったことがあるものの、実は日常的な利用はしていませんでした。
私の住むまちは、大田市場や築地市場から比較的アクセスしやすい場所にあります。
品揃えが充実したスーパーがいくつもあり、まわりの何軒もある八百屋さんは大きな市場から毎日買い付けするような立地です。
そんなまちに住んでいると、日常的に使う野菜は必要なときに手軽に手に入れることができます。
そのため宅配野菜をみると、(恥ずかしながら)近所ならもう少し買えるな…とつい考えてしまう癖があります。
とうほくやさい便の一回の金額は、送料も含めて3,000円くらい。
宅配野菜のなかでは比較的リーズナブルだと思うものの、実は届くまでは同じように考えていました。
けれども、冷蔵庫にあったしらすと届いた野菜で作ったペペロンチーノを盛りつけながら、少しずつ考えが変わりました。
「家のありものと混ぜただけなのに、パスタがすごくしゃれてる!」
「そういえばこんなおしゃれなパスタは、しばらく食べていないかも…」
日常的に使う野菜には困らないけど、届いた野菜のおかげでいつもより少しぜいたくな気持ちになれました。
子育てが中心の生活になってから、レストランで最後にランチしたのがいつだったか、もう覚えていません。
特にこの数年は、友人とランチをする機会がかなり減りました。
1回のランチ代が2,000〜3,000円するような都心のおしゃれレストランは、
賑やかな子供たちを連れて叶えるのは難しくなりました。
でもその代わりに、家で淹れたてのコーヒーの香りをかぐ瞬間、自分の好きな本や雑誌を読める時間が、いっそう幸せに感じられるようになりました。
茹でて和えた簡単パスタでも、新鮮な野菜があるだけでわくわくできるようになりました。
私の場合、お金をかけた背伸びをしなくても日常の小さなできごとに喜びを感じられるようになったのは、日々の子育てのおかげです。
この宅配をきっかけに、昔レストランで少し背伸びをしていたような価格で、いま家族と一緒に小さなぜいたくができたことが、子育て中の私には嬉しいできごとでした。
これから届く東北の野菜
東北はこれから本格的な寒さを迎え、夜は都心の真冬に近い気温まで下がります。
寒い気候で育つ野菜は、甘みが強いと言われます。
これは、野菜が寒さで凍らないよう自ら細胞内に糖を溜め込むため、糖度が高くなるからです。
そんな寒い地域から届く野菜を、少し紹介いたします。
- 冬の雪の下で育ち甘さが詰まったにんじん、大根、白菜
- ピンク、紫、黄色など5色の太く柔らかいアスパラガス
- 熱々の鍋料理に入れたくなる香りのよいセリ
これらの野菜を届けてくれる「とうほくやさい便」は、いまクラウドファンディングで申し込みできます。
9/30が申し込み期限なので、月に一度いつもと違う食卓を楽しみたい方は、ぜひ利用してみてください。
お申し込みはこちら