- 野菜ソムリエの資格って費用はどのくらいかかるの?
- 野菜ソムリエの資格が、自分にとって本当に必要なの?
- 野菜ソムリエに興味はあるけど、費用に見合う内容なの?
こんな疑問や不安に向けた記事を書きました。
この記事でわかること
- 野菜ソムリエの資格をとるのにかかる費用
- 野菜ソムリエに向かないタイプはこんな人
- 野菜ソムリエの資格をとるメリット
野菜ソムリエの費用は、民間資格の中でも比較的高い方です。
なので、せっかくの費用をムダにしないためにも
「こういう場合はわざわざ野菜ソムリエの資格をとらなくてもいいかな…」と思うタイプをまとめてみたので、自分が野菜ソムリエの資格を通じて何を手に入れたいか、考える際の参考にしてみてください。
さらに、野菜ソムリエプロ7年目の私が感じる、野菜ソムリエのメリットやキャリアもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
すぐに「野菜ソムリエに向かない人」について知りたい方は、こちらからどうぞ!
野菜ソムリエの資格で学べること
野菜ソムリエになるには、まず講座を受ける必要があります。
講座の内容は大まかに次のとおりです。
- 野菜・果物の基礎知識(ベジフル入門)
- 野菜・果物の魅力や美味しさの伝え方(ベジフルコミュニケーション)
- 基礎的な栄養学や生活習慣病の知識、信頼できる健康情報の見分け方(ベジフルサイエンス)
- 料理の基礎知識(ベジフルクッカリー)
講座を受講したら修了試験を受け、合格した方が「野菜ソムリエ」と認定される仕組みになっています。
野菜ソムリエ取得にかかる費用
野菜ソムリエになるには、先ほどの講座を受講した上で、試験に合格する必要があります。
講座の受講から試験に合格するまでにかかる費用や、支払い方法を紹介しますね。
受講料と費用の内訳
- 受講料:148,000円(税込)
- 内訳:入会金10,800円(野菜ソムリエ会員)受講料137,200円(初回試験料14,800円含む)
支払い方法
支払い方法は大きく3つあります。
一括払い(銀行振込)
Webから申し込み後7日以内に、以下銀行の指定口座のいずれかに一括で振り込みます。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
おそらく最も多いのが、この銀行振込タイプです。
一括払い(クレジットカード)
通信制(Web版)を選択された方のみ、クレジットカードでの支払いが可能です。
分割払い
信販会社(株式会社オリエントコーポレーション)を通じて、分割払い(3〜24回)を選択することもできます。
注意
- 分割回数によって分割手数料が変わります。
- オリコによる審査があるので、審査結果によっては申し込みできない場合もあります。
合格後にかかる費用はある?
野菜ソムリエの資格取得後は、更新料などの費用はかかりません。
また野菜ソムリエグッズ(エプロン、チーフ、バッジ)を希望する方は、合格後に購入する(一式で約7,000円)必要があります。
グッズはなくても問題ありませんが、イベントや発信活動で身につけると野菜ソムリエらしさが出ます。
以上が、野菜ソムリエになるためにかかる費用です。
一つの民間資格としては決して安くないと思いますし、正直自分に必要な資格なのかな…と迷う方も少なくないと思います。
そこで、資格者の視点から見て、この人は資格をとらなくてもいいかなと思うタイプをあげてみました。
正直、こんなことを私が書くのはおこがましいのですが、安くない費用を払っても活用できなければ非常にもったいないので、申し込む前に考えてみることをおすすめします。
野菜ソムリエの資格に向かないタイプは?
私が考える野菜ソムリエに向かない3つのタイプを紹介します。
野菜果物に詳しくなりたい
えっ?と思われるかもしれませんが、知識だけならインターネットやSNSで手に入りますし、専門知識も自分で書籍やインターネット検索を駆使すれば探すことはできます。
野菜ソムリエ資格者でも講座で学んだ知識を発信している方は多数いるので、そういった方をフォローしてみてください。
安く資格を手に入れたい
「知識を学びつつ安価に資格がほしい」と考える人は、安くないのでおすすめしません。
ほかの資格団体なら、3〜5万円くらいで「野菜●●」と名のつく資格が手に入るので、安さを重視するならそちらも検討してみてください。
簡単に資格を手に入れたい
野菜ソムリエは講座を受けたらすぐ資格がもらえるわけではありません。
野菜ソムリエになるには、講座を受けた後に試験を受け課題を提出する必要がありますが、試験対策と課題準備に意外と時間がかかります。
試験までの準備期間は人によりますが、仕事や子育てなどがある場合は、講座から試験まで数ヶ月単位での計画的な準備が必要だと思います。
以前、最短1ヶ月半くらいで受験した方に会ったことがありますが、短期間での準備はかなり大変だったようです。
このように、野菜ソムリエの講座は決して安くないし、しっかりした計画や準備が必要です。
そのため「なるべくお金や手間をかけずに資格がほしい」という方には、せっかく申し込んでも費用が合わなかったり、時間がかかりすぎて試験前に挫折する可能性があります。
では、わざわざ高額な費用を出して時間をかける野菜ソムリエのメリットって、一体何なの?と思われる方もいるでしょう。
ここからは野菜ソムリエ7年目の私が考える、資格をとるメリットについて紹介します。
野菜ソムリエの資格をとるメリット
「野菜ソムリエ」ならではのメリットは、次の2つです。
知名度が高い
「野菜ソムリエ」という名前は広く知られているので、将来の仕事やキャリアに活かすときに有利です。
私自身「野菜ソムリエ」以外にもいくつか食に関わる資格を持っていますが、企業やクライアントとお話していると、野菜ソムリエの認知度は他の民間資格と比べて圧倒的に高いなと感じます。
これは野菜ソムリエが他の資格より優れていると言いたいわけではありませんし、ましてや野菜ソムリエになれば確実に仕事で成功すると保証するものではありません。
ただ、知名度が高く相手が知っているということは、「相手の印象に残りやすい」とも言えますよね。
会社組織やインターネット・SNSの世界で、大勢の中から自分に目を留めてもらうのは、正直とても難しいです。
そんなときに「野菜ソムリエ」という名前を武器として活用するのは、私は決して悪いことではないと思います。
コミュニティ活動で仲間ができる
野菜ソムリエになると資格者限定のコミュニティに参加できるようになるので、野菜ソムリエ仲間が増えます。
コミュニティとは、ほぼ全国都道府県や海外にも存在する、野菜ソムリエによるグループ活動です。
コミュニティ参加を勧めるのは、次のようなメリットがあるからです。
講座で学べない深い知識が学べる
コミュニティではさまざまなイベントが開催されており、野菜ソムリエの本講座でも扱わないような濃い知識が学べます。
イベントの例
- 地域の特産野菜を使った料理教室
- 食材をテーマにした勉強会
- 地域での農業収穫体験
- 他コミュニティとの交流イベント
コミュニティで得られる濃い知識は、他の野菜ソムリエとの差別化や自分のオリジナリティづくりになります。
ですので、野菜ソムリエになったらぜひコミュニティに参加して、自分が興味のあるイベントに参加してみてください。
一人よりも仲間がいる方が、野菜ソムリエの資格を楽しく活用できますよ!
野菜ソムリエをきっかけに仕事の依頼がくることもある
コミュニティ活動に参加していると、イベントの手伝いや運営を経験したり、ちょっとした仕事の依頼をいただくことがあります。
コミュニティを通じて仲間同士の人となりを知っているからこそ、自分に合った仕事に出会いやすいと感じています。
よくある質問
ここでは代表的な質問について、私の経験やまわりの野菜ソムリエさんを見て感じることをお伝えしますね。
どんな場面・仕事に活かせるの?
活躍しやすいのは、飲食業・卸販売業・農業などです。
業種 | 野菜ソムリエになるメリット |
---|---|
飲食店 | 調理担当:野菜の特徴を活かしたレシピ開発 |
ホール担当:野菜の知識や料理の特徴を接客に活かせる | |
青果卸・小売など | 卸:青果の仕入れで目利きができる、生産者と専門的な会話ができるようになる |
販売:青果の食べ方や保存方法などを接客に活かせる | |
農業 | 料理や栄養面などの知識を知り、レストランなどの販売先に付加価値をつけた提案ができるようになる |
ただ、食ジャンルは生活やくらしに密着しているため、個人向けサービス業とも相性がいいと感じています。
個人向けサービス業の例
- 家事代行
- ジム・フィットネス
- 教育・教室
- 医療・健康
これまでお会いした野菜ソムリエさんも、活動ジャンルはさまざまでした。
飲食業や販売だけに捉われず、自分のこれまでのキャリアや自分が興味ある方向とうまく組み合わせてみるといいと思います!
栄養士や調理師でも野菜ソムリエは役立つ?
実際、野菜ソムリエの中には栄養士や調理師などの国家資格をすでに持っている方が少なくありません。
私が国家資格をもっていないため憶測ですが、専門性の高い国家資格と比べて野菜ソムリエは学ぶジャンルが幅広いため、知識を広げるために国家資格取得者が野菜ソムリエを選ぶのではないかと思います。
国家資格を活かした本業をしつつ、キャリアを広げるためのセカンドライセンスとして選択されるのかもしれません。
まとめ
まとめると次のようになります。
- 野菜ソムリエ資格取得にかかる費用は税込148,000円
- 更新料など資格取得後の費用は基本的になし
- 民間資格の中では割高だが、社会的知名度やコミュニティ活動などのメリットがある
野菜ソムリエは資格をとることよりも、とってからがスタートとなる資格です。
私のように、これまで食の分野に関わった経験がなくても、コミュニティ活動を通じて自分の興味関心を見直したり、新しいキャリアを作ることができるきっかけになりますよ。
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