こんにちは。 kopi rumah 主宰 食卓コンサルタントのみつはし さなこです。
先日、私が実際に使っている調味料を紹介しましたが、
【料理初心者向け】キッチンに常備したい調味料(基礎調味料編)
【料理初心者向け】キッチンに常備したい調味料(ハーブ&スパイス編)
【料理初心者向け】キッチンに常備したい調味料(その他編)
買ってみたけどあまり使いこなせていない調味料って、ありませんか?
実際私自身も、こんなブログを書いておきながら、ブログで紹介しなかった活躍できていない調味料があります(笑)
今回は使いこなせていない調味料の活用方法について、私の実例を元にご紹介します。
使っていなかった調味料が活躍したできごと
先日、久しぶりに家でカレーを作りました。
我が家の場合、大人2人+子供3人の家族構成に合わせてカレーを作るのですが、一番下の娘は1歳10ヶ月。上の子供たちに合わせるのもまだ早いかなということで、1歳向けのカレー粉をベースに作っています。
なのでカレー一品作るのに、中辛口・甘口・1歳向けの3種類が必要でした。調理道具は増えるしコンロは塞がるしで、正直面倒なんです(笑)
ところで、我が家の冷蔵庫には2種類のカレースパイスがあります。一つはシンプルなカレー粉として料理に活用しているのですが、もう一つはスパイスが強く辛いので、子供が食べることができないため、殆ど使えていないものでした。
今回のカレーを作る時に、思い切って大人も甘口カレーにし、後からこのカレースパイスを加えるスタイルにしてみました。そしたらこれがすごく美味しかったのです!
甘口カレーだと大人には物足りないけれど、このカレースパイスが辛さを補ってくれて、ちょうどスパイスの効いた中辛口くらいの味わいになりました。スパイスの量は自分で調整できるので、好みの辛さに仕上がります。これなら、作るときは子供のカレー2種類だけで済むので(もう少ししたら1歳カレーも卒業できるはず)、作るのがラク!中辛口のルーも不要になって冷蔵庫が省スペース(まだ残ってるけど笑)!美味しい上に合理的で、何だかいろいろ得した気分になったのでした。
使いこなせていない調味料は、他の調味料と合わせて料理に活用する
せっかくある調味料を活かし切れていない場合、他の調味料や味つけと掛け合わせることで、味に広がりが出てくることがあります。この他にも、野菜たっぷりの塩ラーメンとにんにく塩だれや、刻みにんにく調味料と味噌で合わせだれを作ってみたときも、新しい味を発見したような美味しさでした。単体だとうまく使えなくても、他の味の力を借りることで、今までになかった料理や味つけを生み出すことができるのです。
また新しい調味料を揃えなくても、今ある調味料で料理や味つけのレパートリーが広がったら、素敵だと思いませんか?
使いこなせていない調味料を活かすコツ
こうした日の目を浴びていなかった調味料に、再びスポットを当てる経験を何度かしている私ですが(笑)、活用できていない調味料を再び活躍させるにはいくつかコツがあります。
原材料を読む
調味料の原材料名から、どんな材料が使われているか確認します。原材料名は使用重量の多い順に記載されているのもポイントです。
調味料の役割を決める
原材料を読んだら、この調味料の役割(食べるとどんな味がするか)を考えます。大きく分けると「塩味」「甘味」「旨味」「辛味」。役割を決めることで、どのような味つけの場面で登場させたいか、つまり、料理の際「○○な味つけが欲しい」という場面に登場させるかが決まります。
同じ要素のある調味料や料理に足してみる
原材料と役割が決まったら、実際の「○○な味つけが欲しい」という場面で試してみます。この時、試してみたい調味料と合わせたい調味料や料理に、同じ材料が含まれていると試しやすいです。
さっきの例で言うと、甘口カレーにカレースパイスを加えてみたり、塩ラーメンに塩だれを加えてみるといった感じです。カレーの場合はスパイスの「辛味」を、塩ラーメンの場合はにんにくの「旨味」を足しています。
調味料を活かすと起こるメリット
使いこなせていなかった調味料も活かせるようになると、食卓はもっと活き活きします。
具体的に挙げると、
料理やレパートリーの幅が広がる
これは分かりやすいですが、これまで使っていなかった調味料を活用することで、今までと違う味つけや料理ができるようになり、単純に自分のレパートリーが増えます。
あれこれ調味料を買う必要がなくなる
ちょっと分かりにくいかも知れませんが、要は「足るを知る」ということ。今ある調味料の掛け合わせで新しい味や料理が作れるなら、調味料をいろいろ買い増やさなくても良い、ということです。もちろん買っても使うものはOKですが、買い増やすということは保存スペースを取ることになるので、必要以上に買わないということも大切だと思います。
皆さんの家にも眠ったままの調味料があったら、新しい活躍の場を考えてあげると、料理の幅が広がるきっかけになるかもしれません。ぜひお試しを!
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