赤ちゃんが離乳食を食べない時は…3児の母が語る離乳食心得

こんにちは、食卓コンサルタントのみつはしさなこです。

赤ちゃんが母乳ミルクから離乳食が始まると、いろいろ食べ物を与えられる楽しみが増えます。

でも赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと、どうしたらいいかわからないもの。

離乳食を食べてくれないと、心配であれこれ原因を探りたくなるかもしれません。

 

では、赤ちゃんが離乳食を食べない時はどうしたらいいのか、今回は離乳食アドバイザー資格で得た知識と、私が3人の子供それぞれの離乳食期を経験して感じたことを元に、心得をアドバイスします。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時…パパママはどうする?

離乳食については、次の3つのポイントを心がけます。

①食べなくても気にしない

 

離乳食を食べないときはあれこれ心配になりますが、機嫌が良かったり元気であれば、あまり気にしないと言うのも大事です。理由は3つあります。

理由1:離乳食は口や舌を使って食べ物を運ぶ練習である

離乳食期である生後5ヶ月〜1歳の時期は、それまでの母乳ミルクでの哺乳による栄養摂取から、口と舌を動かして食べ物を摂り入れるための練習期間。

誰でもすぐに上手に食べられるわけではありません。

赤ちゃんの様子を見ながら気長に構えた方が、パパママが離乳食に取り組みやすくなります。

理由2:離乳食は母乳ミルク以外の経験を積むためのものである

離乳食期が口や舌を使って食べる練習期間なので、基本的な栄養は母乳ミルクで摂ると考えて構いません。

特に離乳食初期から中期にかけては、赤ちゃんの栄養はまだ母乳ミルクがメインです。

理由3:離乳食は味や食感の食体験である

赤ちゃんの月齢が進んで消化機能が発達してくると、徐々に食べられるものが増えてきます。

また体の大きさだけでなく、舌や歯ぐきで噛めるようになると、食べられる大きさや食感も変化します。離乳食はそうした赤ちゃんの発育に合わせた「食体験」なのです。

 

②ベビーフードは上手に活用する

 

赤ちゃんには自分が作った離乳食をあげたい、と思っている方もいると思います。

それはとても素敵なことなのですが、ベビーフードも上手に活用することをおすすめします。

もっと言えば、いま問題なく離乳食を手作りしている方でも、ベビーフードはぜひ持っていた方がいいと思っています。理由は3つあります。

理由1:手間負担を減らすため

パパママだっていつも離乳食を作る余裕があるわけではありません。

ベビーフードに頼ることはちっとも悪いことではありません。

忙しいときや家族に留守番を頼むときなど、ぜひ積極的に使いましょう。

理由2:味・硬さ・食事量をチェックするため

市販のベビーフードは、離乳食期に合わせて食材の味、硬さ、量を調整しています。

赤ちゃんが離乳食を食べないときは、ベビーフードを目安に食べられる内容を確かめていくことができます。

理由3:災害時の備蓄用のため

いまは地震や台風などの自然災害がいつ起きてもおかしくない時代。

離乳食を食べない赤ちゃんだけでなく、ふだんは手作りの離乳食を食べている赤ちゃんでも、ある日突然火も水も電気も使えない状況になる可能性があります。

そんなときに離乳食で困らないために、市販のベビーフードを防災食として備蓄しておくことをおすすめします。

③親子で一緒に食べる時間を作る

 

食事の時間にもよりますが、食事のときは赤ちゃんの離乳食を先にあげてから、大人が食事をとるという方が多いと思います。

もし赤ちゃんが離乳食を食べないようなら、ぜひ大人の食事の時間に合わせて食べさせてみてください。

赤ちゃんに離乳食をあげながら自分の食事をするというのはなかなか忙しいのですが(笑)、一緒に食べる時間を過ごすというのは、赤ちゃんに食べることを覚えるのに繋がります。

まだ同じものは食べられなくても、パパママが食べる姿は食べ物に興味を持つきっかけになります。

我が子3人の離乳食期はどうだったか

このように書くと、我が家の離乳食期がうまくいっているように感じられるかもしれませんが、実際のところ、1人目である長男の離乳食期が一番苦労しました。

初めての子育てでわからないことだらけの中、頑張って作っても食べてくれませんでした。

市販のベビーフードは食べるけど何だか後ろめたさがあって、あまり使えずにいました。

離乳食のレシピ本を買ってみたら、メニューが凝っていて「自分には到底作れない」と心が折れたこともありました。

だから離乳食の時間は、正直苦痛だったんですよね…

 

全然食べたがらない長男。心折れていた頃

2人目以降は上の子の食事もあるので、離乳食だけに手をかけることもできず、通常の食事から離乳食用にアレンジしたり、ベビーフードの力を借りることもありました。

また上の子もお腹を空かせているので(私もですが…)下の子に離乳食を食べさせながら、家族みんなで食事をしていました。

箸と子供のスプーンを交互に持ち替えるのは忙しないのですが、2人目、3人目は離乳食を食べなかったことはなく、みんなで食卓を囲んだおかげかなと感じています。

 

3人目の離乳食中期あたり。離乳食用に作ることは少なく、大人や上の子たちの食事をさらに小さくしたり柔らかくすることが多かったです。

赤ちゃんが離乳食を食べないとき、いつかちゃんと食べれるようになるのだろうかと心配になる気持ちはとてもよく分かります。

でも、いつまでも離乳食を食べている子供がいないように、いつかは母乳ミルクを離れて食事を食べられるようになるときが来ます。

赤ちゃんのペースを大事にしながら、長い目で離乳食期を過ごしてくださいね。

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