- 野菜ソムリエの資格に興味があるけど、どんな講座なのか知りたい
こんな方に向けて、野菜ソムリエの資格取得者が、講座内容や申込手順を詳しく丁寧に解説します。
この記事の内容
- 野菜ソムリエ養成講座の内容を説明
野菜ソムリエと聞くと、野菜果物の知識を学べそうなのは分かるけど、ほかの食の資格や本の知識と何が違うのかまでは、分かりづらいですよね。
また、野菜ソムリエ講座を申込む際は、選択画面や手順がいくつかあるので、難しく感じる方もいるかもしれません。
私も申し込み当時、どこで高額な資格費用をサクッと引き落とされてしまうのかな…とドキドキしながら申し込みました(笑)
そこで、この記事では、申込みの手順を画像つきで詳しく解説しています。
どのように申込み、どの段階で支払いが必要なのかが分かるので、申し込む前の参考にしてください。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
野菜ソムリエの講座内容とは
野菜ソムリエ講座では、次の4つのカリキュラムを学びます。
- ベジフルコミュニケーション(2時間×1コマ)
- ベジフル入門(2時間×3コマ)
- ベジフルサイエンス(2時間×2コマ)
- ベジフルクッカリー(2時間×1コマ)
どのようなカリキュラムになっているのか、一つずつ簡単に説明しますね。
カリキュラム名と概要は、協会の最新情報(2021年11月時点)を参考にしています。それぞれのカリキュラムについて、私が感じたポイントなどをまとめていますが、受講当時(2014年)と若干の違いがある可能性があるので、予めご容赦ください。
ベジフル入門
野菜・果物の生産から流通までを学び、野菜の個性や良品の見分け方、保存方法などを知るための講義です。
- 野菜・果物の分類、表示
- 品種ごとの特徴、良品の見分け方や保存方法
- ベジフルカルテ(課題作成)
分かりやすくまとめると
野菜・果物の栄養価だけでなく、旬の時期や主な産地、食べごろの見分け方や保存方法などさまざまな切り口から学びます。
これだけなら他の資格や本でも学べそうですが、野菜ソムリエ講座で特徴的なのは、品種による違いを体験的に学べることです。
例えば「さつまいも」は「紅あずま」はホクホクした食感なのに対し、「シルクスイート」はしっとりした食感をしています。
またバナナもフィリピン産とエクアドルなどの南米産、さらに台湾産とでは、甘さの程度が違います。
こうした違いをテキストで学ぶのではなく、実際に講座で食べ比べをしてみることで、自分で違いを体感できるような内容になっています。
※2021年11月現在食べ比べは休止しています。
※通信制では食べ比べ講座は実施していません。
ベジフルコミュニケーション
グループワークを通じてコミュニケーション力を培い、発見・感動を表現する力を養いま
す。
- 野菜ソムリエの役割について考える
- 野菜・果物の魅力の伝え方を学ぶ
- 感動したことを表現する
分かりやすくまとめると
野菜ソムリエは単に知識を身につけて「おいしい」と感じて終わるのではありません。
得た知識や、実際に自分が食べて感じたことを他者に伝えられるよう、コミュニケーションスキルを学びます。
「なぜ美味しいと感じるのか」
「この果物はどんな特徴があるのか」
「この野菜はどんな栄養素を持っているのか」
相手によって、野菜果物について知りたい内容は違います。
相手に応じて、適切な情報を相手が受け取りやすいように伝えるのが、ベジフルコミュニケーションの講座です。
ベジフルサイエンス
栄養・健康の観点から、食べものによる身体への影響やその必要性、作用、効果を科学的に学びます。
- 栄養素の基本
- 正しい健康情報の選択方法や生活習慣病について
- 食事の記録、食生活の見直し
分かりやすくまとめると
栄養素の基本的知識や生活習慣病について学び、自ら栄養バランスを意識した食生活を実践することで、人々が取り組みやすい食生活をどう提案するかを考えます。
また健康に関する情報の信頼度基準や選び方についてもここで学びます。
個人的に、このカリキュラムは本やインターネットでは学べない、かなり有益な内容でした。
インターネットやテレビなどで溢れている「○○は体に良い」のような情報を信頼するかの基準が持てるようになり、自分で信頼できる情報か取捨選択できるようになります!
ベジフルクッカリー
調理のポイントや品種の違いなどに対応できる料理コーディネーション能力を養います。
- さまざまな野菜の切り方
- 基本の調理法
- 品種の特徴を活かしたレシピ
分かりやすくやすくまとめると
野菜のさまざまな切り方や調理方法を学びます。
それぞれの特徴や注意点を調理のプロフェッショナルから直接学べるので、ふだんの料理スキルアップにもなります。
ベジフル入門で学んだ野菜の特徴や、ベジフルサイエンスで身につけた栄養知識を美味しく料理にするための実用的な講座です。
どのカリキュラムも相互に関わり合って、野菜ソムリエを形成していると言えます。
これらの講座の集大成として、試験と合わせてベジフルカルテと呼ばれるカルテを提出します。
ベジフルカルテについては、こちらの記事で触れています。
(内部リンク 独学)