こんにちは、みつはしさなこです。
料理の段取りが悪いな…と感じている方には、いくつか見直すべきポイントがあります。
例えば、料理の手際が良い人は料理を作る優先順位づけがうまいです。
さらに調理道具やすきま時間を上手に利用して料理を進めることができます。
でも段取りが悪い人や料理が苦手な人にとっては、どのように優先順位つけたり時間を使えばいいか分かりませんよね。
この記事の内容
- 料理の段取りが悪い人が見るべきチェックポイント
- 料理の段取りを良くするならまずやるべき2つのこと
プロの料理家でも、はじめから段取り良く料理ができたわけではないはずです。
もちろん私自身もです。
ちょっぴり自己紹介
- 元料理苦手から独学で克服した主婦
- 野菜ソムリエプロや冷凍生活アドバイザーの資格を通して自炊料理をラクにするコツを学ぶ
- 作りおき家政婦として3時間10品以上調理
もとは料理が苦手なので、段取りどころか1品作るのも大変でしたが、いまでは家事代行を通して3時間で10品以上作れるようになっています。
私は調理師や栄養士のように学校に通ったわけではありませんが、独学で学び、食材の扱い方を身につけ、段取り良く料理するコツを得ました。
だからプロの料理人じゃなくても、ふだんの自炊料理で段取りを見直すことは十分にできます!
私が実際にやってみて大事だと思うことをまとめたので、参考にしてくださいね。
段取りを見直すチェックポイントは3つ
料理の段取りを見直すには、次の3つをチェックしてみてください。
- 料理の優先順位を決めているか
- 必要なものは揃えているか
- 最初に野菜を全て切ってないか
一つずつ見ていきましょう。
料理の優先順位を決めているか
料理は優先順位付けがとても大事です。
とりあえず簡単そうなものから無意識に作っていませんか?
複数の料理を作るときには、優先順位にそって進めると段取り良く作ることができます。
ここで私がおすすめする優先順位はこんな感じです。
【優先度2】具材の下処理
【優先度3】煮込み料理
【優先度4】副菜づくり
【優先度5】炒め料理や揚げ物料理
どうしてこのような順なのか、気になりますよね。
この優先順位は、次の理由で決めています。
つまり
時間はかからないけどずっと自分が張り付いている料理は最後のほうに
こんな感じで進めていきます。
ではそれぞれの作業具合を具体的に見ていきましょう!
【優先度1】茹でる作業
茹でる作業は細かく分解すると
- 鍋に湯を沸かす
- 具材を切る
- 具材を茹でる
という作業に分かれます。
茹でる作業は大きな鍋にたっぷり水を入れて沸かすため、沸騰するまでに時間がかかるので一番はじめにとりかかりましょう。
そして鍋が沸騰するまでのすきま時間に具材を切ったり、次の優先度2の内容を進めておきます。
【優先度2】具材の下処理
具材の下処理とは、野菜や肉魚を切ったり塩を揉み込むことです。
塩を馴染ませるのも時間が必要なので、優先度が高いです。
そして塩を馴染ませている時間を使って、ほかの食材を切ることができます。
ただし必ずしも全ての食材を切る必要はありません!
まとめて作りおきする料理の場合は、優先度3に進みましょう。
【優先度3】煮込み料理
煮込み料理は調理時間はかかりますが、煮込んでいる間はほかの作業ができる料理です。
煮込み時間を使って、優先度4、5の食材を切ったり準備に取りかかりましょう。
例えば、カレーやシチュー、トマト煮込みなどの献立は最初に作り、すきまの煮込み時間でサラダなどの副菜づくりに取りかかることができます。
【優先度4】副菜づくり
サラダや野菜おかずなど簡単な副菜はここで作ります。
電子レンジで調理できるおかずを覚えておくと、ここがすごくラクになります!
【優先度5】炒め料理や揚げ物料理
炒め料理や揚げ物は作り手がフライパンにかかりきりになることが多いので、一番最後に作ります。
また最後なので、できたて熱々が食べられるのもポイントです。
優先順位はこんな感じです。
作りたい料理の順番がなんとなく見えてきましたか?
作る料理と順番が分かったら、次のポイントを見ていきます。
必要なものは揃えているか
作る料理が決まったら、使う調理道具も決まってきます。
そこで、使う調理道具はなるべく先に揃えておきましょう。
先に揃える理由は、料理の途中で出すと作業が中断してしまうからです。
作業中の手を洗って拭いたり道具を探していると、集中力が切れてしまいます。
道具を取り出して「いま何やってたっけ?」と振り返ることはありませんか?
そういう中断を極力なくすことで、切れ目なく料理に集中できるようにしましょう。
中には、キッチンのスペースが狭くて調理道具を揃えられない方もいますよね。
そういう場合は、調理道具の収納場所を意識してみてください。
使いたいときにすぐ取り出せるように収納しておけば、作業が中断する瞬間は少なくなります。
大事なのは「料理に集中できる状態にすること」です。
調理道具が揃ったら料理を作り始めます。
作る順番は優先順位どおりなのですが、もう一つ気をつけたいことがあります。
最初に食材を全て切ってないか
優先順位のところでも少し触れましたが、料理をするときは、最初にすべての食材を切る必要はありません。
料理では最初に具材をすべて切ると思いがちですが(実際私もそうでした)、はじめに全て切ると、実際に料理するまでに置き場所をとります。
また最初に全て切り終えようとしなくても、煮込み時間や下処理をしているすきま時間を使って順番に切っていけばOKです。
そんなにうまくできるか、料理が苦手な人には不安に思うかも知れません。
そういう方はキッチンばさみを使うと、包丁まな板を使わずそのまま鍋のうえでカットできますよ。
これが、段取りの見直しポイントです。
しかし、料理の段取りが悪い人にはいきなり全て実践するのは難しいかもしれません。
私自身も料理が苦手だったころは、頭では分かっていても上手くできませんでした。
そこで、これらのポイントを実践するために、段取りが悪い人がまずやるべきコツをお伝えします。
段取り悪い人がまずやるべきコツ
残念ですが、ポイントを知っただけでは料理の段取りは急に上達はしません。
さっきのポイントを意識しながら、体が覚えるまで何度も練習することが大事です。
でも成果が見えないと、料理を続けるモチベーションが続かないのも事実です(笑)
ここからは先ほどの段取りポイントを実践しやすくするコツを紹介します。
私がふだんの料理で実際に使っている時短術なので、日々の料理にも役立つはずですよ!
作業時間を見える化しよう
料理中は時計を見るクセをつけましょう。
時計を見るのは「自分の作業に何分時間がかかっているか」を把握するのが目的です。
野菜を切る時間、煮込む時間など、時間を測るクセがつくと自分の料理にかかる時間が分かるようになります。
また料理は素材によって火が通る時間が変わりますが、ふだんから時間を測っておくことで自分で見通しが立てられるようになります。
調理時間はデジタルタイマーが見える化しやすいです。
カット野菜を有効活用しよう
野菜を切るのは意外と時間がかかる作業です。
皮をむいたり、細切りにするのが大変なんですよね。
野菜は時間があるときにまとめて切っておくと、次回の料理で時間短縮できます。
すぐに使わないときは冷凍保存しておくと、忙しいときや急に使いたいときにすぐ料理できるのでおすすめです!
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もちろん市販のカット野菜や冷凍野菜でもOKなので、自分が料理しやすい野菜が売られてたらストックしておきましょう。
タッパーを活用しよう
タッパーは作った料理を保存するだけでなく、切った野菜をちょっとざる代わりにもなります。
さらに耐熱ならレンジ調理もOKなので、タッパーをいくつか出しておくと1つで何役も使い分けることができます。
あれこれ調理道具を揃えるよりも場所をとらないのでおすすめしたいアイテムです!
私が実際に使っているものや使い方はこちらでも紹介しています。
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電子レンジを活用
料理はコンロを使わず電子レンジでも作れます。
電子レンジはコンロよりも短時間で作れるだけでなく、加熱中は他の作業ができるので作業や家事をしながらすきま時間に一品ができあがります。
短時間で副菜をプラスしたいときに便利です!
加熱時間がわからないという方は、次の時間を目安にしてみてください。
火が通りにくい野菜+水大さじ1 600Wで5分
肉魚類+酒大さじ1 600Wで5〜6分
案ずるより産むが易しです。
どんなふうに仕上がるか試してみてくださいね!
段取りを意識しながら料理を続けていれば、段取りは必ず良くなります。
できれば、このページをときどき見に来て自分の段取りがどれだけ身についているか振り返ってみてください。
料理苦手だった私もこの段取りを3年続けたおかげで、家事代行で3時間に10品以上の料理が作れるまでになりました。
あるものでパパッと作れるようになりたい人には
「段取りも重要だけど、パパッと作れるレパートリーが少しでもあると嬉しい…」
そんな方も多いはず。
簡単に作れるおかずレパートリーがあるだけで、気持ちがラクになりますよね。
そんな方のために、インスタで「あるもので作る野菜おかずレシピ」を公開しています!
- 50軒以上のキッチンで見た「あるもの」で作るおかず
- 手順が分かりやすいレシピ
- 料理がラクになるコツや野菜の使い方を解説
実際に私が作っているレシピを多数掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
こちらは残りものでパパッと作ったスープレシピです!