こんにちは、食卓コンサルタントのみつはしさなこです。
料理初心者や料理が苦手な人におすすめの本が知りたい…という方へ。
料理初心者向けの本や簡単に作れる料理本、写真がたくさん載った本ってたくさんありますよね。
けれど、正直多すぎてどれが自分に合うのかわからない、と思っている方もいるのではないでしょうか。
私も料理を始めた頃、苦手なのを克服したくていろいろな本を読み漁りました。
でも料理の本って、結局レシピ本ばかりで作り方は分かっても料理が身についている感覚が全くなかったのです。
そんな料理がやや苦痛になっていた頃に出会い、料理って楽しいと思えた本を紹介します。
- 結婚してから料理を始めた元「料理苦手」主婦
- 料理知識ゼロから野菜ソムリエプロになり、独学で料理を学ぶ
- 現在はクライアントさま宅で訪問料理をしたりと、料理を仕事にしている
料理はレベルはど素人。
いつもレシピ頼みなのに、レシピ通りに作ってもうまくいかない、知識がないから直せない…という料理苦手人間でした。
でも食べることや食べ物は好きで、野菜や料理の本を読みながらワクワクしていました。
そんなワクワクしながら料理を学んだ本を2冊紹介します。
おすすめ本①:料理をするならまず野菜を知ろう
書店で表紙を見たことがある人も多いと思います。
今ではすっかり定番となり、続編、フルーツ編などシリーズ化していますよね。
私がこの本に出会ったのは、結婚するよりも前の、全く料理をしていなかった頃。
たぶん当時まだ出版されたばかりだと思うのですが、本めぐりをしていたときにピンときて即買いしました。
当時は実家暮らしで料理とは無縁でしたが、ページをめくるだけで楽しくて気分転換に読んでいました。
野菜について、それぞれの特徴や扱い方、栄養素などさまざまな情報を知ることができて、料理をしなくてもわくわくさせてくれる本です。
結婚して実際に料理をするようになってからは、この本をキッチンに置いていました。
本のページをめくりながら、本の通りにやってみることで、保存や、下処理の基本を学ぶことができました。
- いろんな野菜の特徴や使い方を知りたい
- 料理する以前の保存や下処理を知りたい
こんな人におすすめの本です。
おすすめ本②:レシピより読み物で料理を知ろう
こちらは有名な料理研究家・有元葉子さんの本。
これも確か「野菜の便利帳」とほぼ同時期に買いました。
が、何せ料理と無縁だったので有元葉子さんの凄さを全く知らなかった私(汗)。
つまり、この本も書店で見つけて本のタイトルにピンときて買った本なのです。
「あ、誰も教えてない料理のこと知りたい」というように。
有元葉子さんについては、その後もいくつか書籍を読んでいるのですが、有元葉子さんは、素材の良さを活かしながら、シンプルだけど心に残る料理を提案される方です。
この本は、普通の料理で出てくる野菜、肉、魚などの食材について、有本さんの目線で、それぞれの特徴や料理のポイントが紹介されています。レシピ本というよりは、読み物に近いです。
料理本としては文字が多めなので、想像力を働かせながら読むことになりますが、
「あ、難しいこと考えなくても料理ってシンプルでいいんだ」と思わせてくれます。
- 食材や調味料の特徴や使い方をプロから知りたい
- シンプルな料理で食材を楽しみたい
そう考える人におすすめの本です。
料理初心者や苦手な人に伝えたいこと
この2冊の本で気づいたかと思いますが、どちらもレシピ本というより「食材について書かれた読み物」です。
そう、まずは「レシピを知る」よりも、まずは「食材を知る」のがおすすめです。
元料理苦手だった私がそう考える理由は、本を通して食材に興味が持てるようになるから。
慣れない食材は進んで買おうと思わない
食べたことのないものや使ったことのない食材はなかなか買ってみようとは思わないですよね。
それに、レシピ本で目に留まった料理が知らない食材が出ったとしたら、やはり作らないと思います。
食材の本なら、その食材がどんな特徴があって使い方があるのかを先に知ることができます。
私が紹介した2冊の本なら、
「意外と自分でも使えそう」
「こうやって料理すると美味しそう」
こんな感覚から入っていくことができます。
本を読んでも料理がうまくいかないとき
本はワクワクするけど、実際はうまくいかない…という辛いときもあります。
私も料理苦手な時期が長かったので、自己嫌悪になることもありました。
なので思うことは、自分で毎日作るのが辛くなってきたと感じたら、堂々と手料理を休んでしまいましょう。
今は食べるのにも選択肢が豊富です。
外食やお惣菜、レトルトなどいろいろありますよね。
料理の時間が辛ければ、料理から離れてそれらの手段で食事をすればいいと思います。
無事料理苦手を克服した私ですが、それでも毎日作るのは正直しんどいです(笑)
そして、そんなときでも料理上達につながるちょっとしたヒントがあります。
実際に一から料理をするよりもずっとラクにできるので、試してみてください。
①レトルト食品に家にある食材を組み合わせてみる
市販のレトルト食品は、あたためればそのまま食べることができる優れものですが、そこに家にある野菜を一緒に組み合わせれば、それも立派な料理になります。
レトルト食品を使った料理の作り方
- 家にある野菜を食べやすい大きさに切る(火が通りやすい細切りや薄切りがおすすめ)
- 耐熱のタッパーに切った野菜を入れ、さらに開封したレトルト食品をかける
- ふんわりとラップをしたら600Wで4〜5分加熱する
これを電子レンジによる加熱調理といいます。
火を使うよりも早く火が通る上に、調理道具が少なく済むので便利な方法です。
レトルト食品を使うので、味つけいらず。
この方法は私が簡単に料理を済ませたいときに使うのですが、野菜を切るだけでいいので本当にラク。
なので料理初心者さんや料理がちょっと辛くなっている人に
「料理ってこんなのでいいの?」
と思ってほしい方法です。
いいんです、こんな料理だって。便利なものはどんどん活用しましょう。
私から言えば、どういう切り方がレンジ調理に向いているかや、600Wで何分加熱するのがいいのか探求するのも料理の一環です。
②外食やお惣菜メニューから自分の料理レパートリーを考えてみる
外食やお惣菜で出てくるメニューって美味しいですよね。
美味しいし見た目もキレイだったりします。
でも、ただ食べるだけではもったいない。
せっかくならメニューのコツを学びとっていきましょう。
- どんな味つけをしているのか
- 調理加減(焼く・煮る・炒めるなど)はどうしているのか
- 柔らかさ、硬さはどうしているのか
- どのように盛り付けているのか
全く同じ料理を再現しようと思う必要はありません。
一つ二つのエッセンスだけ覚えたら、家で自分でトライしてみましょう。
私は料理を始めてからも、長い間料理がずっと苦手でした。
そんなときはこの2冊の本に助けられたし、たくさん手抜きもしてきました。
(手抜きは今でもやっていますが)
そのおかげで、長く料理と向き合うことができ、料理苦手を克服することができるようになりました。
私の経験が、いま同じような経験をしている方の参考になればと思い、この記事を書きました。
どちらも季節や流行を問わない本なので、参考にしてみてください。
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