【知ってる名の料理は作るな】料理初心者が最初に作るべきおかず

こんにちは、食卓コンサルタントのみつはしさなこです。

これから料理を始める料理初心者の人、もしくは料理が苦手だったり料理ができるようになりたいと考えている人へ。

今回は料理を上達させるための方法を紹介します。

  • 料理初心者が作れるおかず料理を知りたい
  • レシピ本やサイト見てると作れる気がしない
  • でもできればいろんな料理に挑戦してみたい

 

  • 結婚してから料理を始めた元「料理下手」主婦
  • 野菜ソムリエの資格をとるなど、独学で自炊料理を学ぶ
  • 現在はお客さま宅での訪問料理も担い、料理を仕事にしている

結婚してから始めた料理はずっと初心者レベル。

レシピを見ながら作っても、いまいちピンとこない仕上がりでした。

子供を出産後食に興味を持ち、食の資格(でも料理ではない)をいくつか取り、その後本を読んだり教室に通って独学で料理を学び、現在は料理を仕事にしています。

そんな私が、料理初心者(過去の自分)に対して、今アドバイスするとしたらなんて言うかなと考えながら書きました。

参考になれば嬉しいです。

料理初心者は炒め物と煮物からはじめよう

 

洒落たものは作ろうと思わなくていいです。

まずは「肉魚と野菜を炒めるか煮る」くらいに捉えてください。

材料は家にあるもの、スーパーで安かったものなど何でもOKです。

炒め物と煮物を勧める理由

炒め物と煮物は料理の基本的な要素が詰まっています。

要素①:食材を切る

炒め物には炒め物向きの切り方、煮物には煮物向けの切り方があります。

例えば炒め物なら短時間で火が通るように薄切りが向いていますし、加熱時間が長い煮物ならごろっとした形に切ることができます。炒め物と煮物を交互に作っていれば、どちらの切り方も覚えられるようになります。

要素②:加熱する

加熱はいろいろ方法がありますが、おかずとしてまずは炒める、煮るがベーシックかなと思います。ちなみにそれぞれ解説すると、

炒める…フライパンに油をひいて加熱すること

※「焼く」というのは直火で「焼く」を指すので、厳密には別物です。

煮る…鍋の煮汁を通して食材に火を通すこと

炒め物は料理や食材に合った火加減を学べるようになります。

煮物は汁で味を染み込ませるので、スープ系料理がいろいろ作れるようになります。

要素③:味つけする

炒め物料理、煮物料理を作ると、大抵味つけをすることになります。

当たり前ですが、同じ素材や調理法でも、シンプルに塩のみで仕上げる時と、醤油や砂糖みりんと合わせる時とで料理は全く変わりますし、調味料の配合比によっても味は変わります。つまり炒め物と煮物でいろいろな味つけを経験することができます。

なので、まずは肉や魚と野菜を組み合わせたシンプルな炒め物、煮物を作ることをおすすめします。

料理名は”材料”と”調理法”でOK

料理をはじめたばかりの頃って、毎日何作ったらいいか悩むんですよね。思いつくのはハンバーグとか麻婆豆腐とか…って発想のヒントが外食やお惣菜メニューになっていませんか?

 

外食や惣菜メニューは初心者のふだん料理には不向き

外食や惣菜でメニュー名がついているような料理は、初心者がふだん作るにはハードルが高い気がします。

もちろん作るのはいいことなのですが、あくまでも休日や気が向いたときにチャレンジしてみるくらいの心がけの方がおすすめです。

これは自分自身がそうだったのですが、仕事で疲れて帰ってきたときや家事育児で忙しいときにこれらを作るのは正直しんどい。頑張って作ったとしても、うまくいかなかったら疲労感だけが残り、「料理が面倒」「自分は料理に向いてない」と料理にネガティブなイメージを持ちやすいです。

”材料”と”調理法”を繋げたらメニュー名になる

例えば「豚肉のもやし炒め」や「鶏もも肉と野菜のトマト煮」、どちらも材料と調理法を繋げただけですが、十分美味しそうじゃないですか?外で見かけるようなメニュー名でなくても、あなたが使う材料で料理すれば、それは立派なメニューになります。

レシピは参考程度に

レシピは便利ですが、毎日レシピを見ながらメニューを決めて料理を作っていても料理は上達しません。

こう断言するのは、何を隠そう過去の自分がそうだったからです。

毎回レシピ頼みで料理を作っても、料理スキルは伸びません。

まずは自分で冷蔵庫を眺めて食材と調味料、そして調理法を選んでみましょう。アイデアが思いつかなかったり、ちょっと変化がほしいなと感じたら、レジピという頭脳を借りましょう。

 

炒め物と煮物ができれば料理のバリエーションが広がる

炒め物と煮物には料理の基本要素が詰まっているとお話ししましたが、言い換えると炒め物や煮物が作れるようになれば、いろいろな料理に発展させることができます。例えば思いつく発展メニューはこんな感じ。

炒め物からの発展メニュー

  • 照り焼き
  • 竜田揚げ&唐揚げ
  • ゴーヤーチャンプルー
  • ピカタ
  • グラタン
  • チンジャオロース

煮物からの発展メニュー

  • おでん
  • カレー
  • シチュー
  • ラタトゥイユ
  • ロールキャベツ
  • 麻婆豆腐・麻婆ナス

食材によってちょっとした一手間が必要なものもありますが、基本的に炒める・煮るで作れる料理です。

外で食べるようなメニューも作れるようになると、かなり自信に繋がると思います。

最後に、失敗しても食中毒さえ心配なければ大丈夫。

気持ちは少し落ち込みますが、食べながらどこがいけなかったのかを振り返り、次の料理にぜひ活かしてください。

これを繰り返していれば、料理は必ず上達します。

合わせて読みたい

私はふだん料理が苦手な人(過去の自分)に向けた記事を書いていますが、料理が苦手な人も初心者も、基本を身につけるという点で本質は同じだと思っています。

ここからは参考記事の紹介です。

私が料理初心者だった頃に読んでいた本

料理を全くやっていなかった頃から料理初心者の頃に読んでいた本です。ちなみに2冊紹介していますがどちらもレシピ本ではありません。

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料理を基本から学んだ本

自炊料理をするようになってからも、8年くらい(!)はずっと料理が苦手だと思っていました。それは料理を基本からしっかり知っているわけではなかったからです。

この本は料理を科学的視点で取り扱っているので、読んでいて納得感の高いものでした。学ぶ要素が多い本です。

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料理の基本の前に大事なこと

料理というと作る行為だけが注目されがちですが、実はキッチンを料理しやすい状態にしておくことも、スムーズに料理を作るポイントになります。

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参考になれば嬉しいです。